新茶リレーの2番手は、静岡県牧之原市の竹内園です。
竹内園のお茶作りのテーマは、
「飲みあきない、急須に詰まらない深蒸し茶」です。
お茶の色は濃く出ますが、茶葉はざっくりさせてあります。
お便りを読むと、ここ5年の中でいちばん、納得したお茶が作れたのだそうです。
肥料を有機質に変えて土が整って来た感覚と、
収穫の前にしっかりと雨が降ったことが良かったのだとか。
竹内園は全て自販をするため、
「収穫が早ければ高く売れる」という流通の仕組みとは無関係です。
そのため、新芽の生長に合わせて、お茶を収穫することが出来たようです。
毎年、新茶リレーに参加してくれている竹内園ですが、
今年は例年よりも、到着が遅めでした。
「今年はゆっくりだね~?」と聞いたら、
「納得できる紅茶を作るのに、時間がかかってしまって・・・。」という返事。
新茶リレーのお茶の発送は、農家にお任せしています。
「あ~、そういう年もあるんだね。」
こういうちょっとした話も、お茶を作る現場とつながっているから、見えてくるんですよね。