「あなたにとって、お茶とはなんですか?」
お茶を、「水分補給がしたいだけ」と捉えると、
道具なんて価値も意味もなくなりますが、
もしも茶道具を、「暮らしの友」と捉えたら、どんな存在になりますか?
愛犬と同じように、大事に育て、頭をなでてかわいがる。
茶道具も、同じく。
道具によって、お茶の味わいが大きく変わります。
・淹れる道具・・・急須
・飲む道具・・・湯のみ
どれも、素材や形など小さな違いで、大きな変化を生んでいます。
使って、触って、なじませて。
自分に合うものを選ぶのが、心地よいお茶の時間を過ごす方法です。
選んだ道具を育ててあげるのも、お茶の愉しみです。
子供のいる家庭こそ、割れる道具を使ってみては?
割れる本物だからこそ、丁寧に扱うための所作も、理由も見出せます。
危ないからこそ、「気を付けて!」という言葉の意味が伝わります。
このミニ急須は、子どもの手にもぴったり!
お茶をいれるために作られた本物の急須です。
子どもたちに、丁寧に扱うという感覚と
誰かにお茶をいれたい!(何かをしてあげたい)
という気持ちを育てるために、とっておきの急須です。
道具の変化は自分の時間と重なります。
長く使い続けると、色も風合いも変化します。
その変化は、自分と重なります。
使い続けた時間の長さが、あなたのお茶の時間にもなります。
お茶を飲みながら、
「過去」の振り返りをしたい時。
「今」を確認したい時。
「これから」を楽しみにしたい時。
道具の変化も、目に見える確認作業の方法です。
茶道具は、イメージ通りにお茶を淹れるための道具でもあり、
そういう、自分と会話をするための道具でもあります。
だからまずは、愛着の湧くものを使った方がいいですね。
お茶うけ屋では、オリジナルの手作りほうじ茶を作る道具「焙烙」を販売しています。
素焼きの焙烙は、最初は生まれたての赤ちゃんのように、真っ白!
使い続けることで、ススが付き、黒光りしていきます。
道具が育つ感覚が、とてもわかりやすく味わえる道具の一つです。