おぼろ夢茶房は、福岡県の奥八女上陽町でお茶の栽培から、
仕上げ販売まで自園自製で行う茶農家です。
八女茶はもともと高級茶の産地として名が通ったお茶で、
毎朝霧がたち込める茶畑からは、毎年瑞々しく、
しっかりとしたうま味とコクがあるお茶が生まれています。
日常使いから海外輸出向けなどの緑茶作りを手がけ、
全国品評会入賞など高い評価をいただいています。
近年では薫り高い、個性的な紅茶に挑戦する一方、
2015年からは一度はやめてしまった伝統本玉露作りを復活さたり・・・と、
お茶の可能性に真摯に向き合っています。
特に紅茶作りでは、しっかりとした紅茶らしい力強さとメンソール香を含んだ余韻の長さを楽しめるものが作れる農園だと感じています。
*伝統本玉露とは、玉露栽培の中でも
特に栽培条件を厳密にした環境の中で育てたお茶を言います。
・昔の玉露栽培方法のまま、茶の枝ぶりを伸び伸びと育てる、自然仕立て。
・手軽な化繊素材ではなく、わらを編んで作った自然素材の覆いを、棚に被せて育てる。
・茶の木の直に覆い資材を被せるのではなく、きちんと棚を作り、25日間以上直射日光を遮って育てる。
こうすることで、甘みと香りの濃い伝統的な玉露を作ることができるようになります。