森内茶園は静岡県静岡市内牧にある、透明な山の煎茶を作る茶農家です。地元では茶商からも一目置かれている茶名人です。
「自然に敬意を払いお茶に真摯に向き合い、まじめに妥協を許さないお茶づくり」をテーマにされています。
「時間と手間を惜しまず、生産性を気にすることなく職人としての百姓・茶師であることを誇りに思い、魂をこめて作ったお茶をお客さまにお届けできることを喜びとしている」と、森内茶園のウェブサイトにも書いてありますが、まさに・・・。
普段はやさしい園主がお茶を作っているところを一度だけ拝見しましたが、なんとも近寄りがたい真剣な空気が漂っていました。
農園に伺うと・・・。
静岡駅から20分ほどで、それほど遠くないのですが、茶畑を見るとびっくり!
ここからの景色は、とても不思議。この高さと広がりが伝わるでしょうか。
平らな畑の向こうには、山の傾斜を活かした一面の茶畑です。そして、茶の木に近づいて見ると、一枚ずつの葉がイキイキとして大きいのが分かります。茶畑にいるのが大好きだというご主人のお茶に対する愛情が伝わってくるんですよね・・。
森内茶農園のもう一つの特徴は、農園カフェとしておもてなしのお茶を頂けること。日時を相談すると、農家の土間を活用した席で、森内茶農園のお茶を色々と飲むことができます。気さくな奥さま、真澄さんの話は陽だまりのような時間を作りだし、これもまた、心地よい体験になりますね。
<森内茶農園 お茶の特徴>
森内茶園から生まれる茶葉は、とても素直でやさしい感じがする、透明な山の浅蒸し煎茶です。全体として、角のない丸みのある味わいが特徴で、品種の特性をしっかりと引き出しています。
職人気質な園主の森内吉男さんは、正統な手摘み手揉みの煎茶から、ほんの少しだけ花の香りを引き出した煎茶や烏龍茶、紅茶まで、茶の葉の持つあらゆる魅力を幅広く引き出すお茶を作ります。