宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町 ここは、日本茶でも珍しい、釜で炒って作る緑茶の産地です。
日本の生産量は、蒸し製緑茶が99%以上を占めていて、釜炒り茶は1%未満しかありません。そういう現状の中、五ヶ瀬町は釜炒り生産農家がひしめく特殊な産地とも言えます。
この方は、五ヶ瀬緑製茶の園主 興梠洋一さん。
釜炒り生産者にも方向性があり、興梠洋一さんの求める釜炒り茶は、釜香と呼ばれる釜炒り製法独自の涼やかな香りは大切にしながら、蒸し茶の持つ青々とした感覚も活かしたいと考えて作られたお茶です。
見た目も、蒸し緑茶とは全く違います。香りとすーっとする清涼感が特徴ですので、熱めのお茶がお好きな方にとって相性がいいかもしれません。