今日は、「農家のお茶」というものをご紹介しますね。
私は毎日、違うお茶を飲んでいます。^^
食後の状態やおやつの種類を見て、毎日自分で飲みたいように、お茶を配合しています。
写真で見ると平面的な世界で、ただ緑色の濃いお茶にしか見えないかもしれませんが、毎日飲んでいる私の中では、味も香りも余韻や深み、つやっぽさも違うものです。茶葉同士の相性もあるんです。
それが、自分のイメージ通りだったり、イメージ以上だったりすると、一日ハッピーな気分になるんです。(マニアでしょ!笑)
●一般的な小売店やスーパーのお茶は、最初から色々な農家やクオリティーの茶葉が配合されたお茶がほとんどです。
それらのお茶は、ストライクゾーンが広く、誰が淹れても同じような味が出せるように配合されたりして、飲み手にお茶を意識させなくても飲めるような工夫がされています。
●この真逆にあるのが、農園茶(農家のお茶)です。
他の農家や地域のお茶を配合せず、独自の個性を持ったお茶たちです。作り手の意思がはっきりと分かるお茶となります。
農家によって、色も味も余韻も方向性も、それぞれ個性が違います。
ある意味、色々な方向に、とんがってもいます。
だから、お茶に意識を向けたくなるんです。^^
意識を向けて、単一の味をしっかりと味わっていくと、その後それをパズルを組み立てるように、自分で配合して味を作れるようになるわけです。(マニア茶道!)
<配合出来る=分解できる>
すでに配合されたお茶を飲んでいるだけでは、飲み手に優しすぎるお茶で、日本茶の奥深さは理解にしくいかもしれません。
今回の3つの農園は、そういう意味でも、全くタイプの異なる農家になりました。
とんがりを持って、自分のお茶を淹れてくれます。
作った人が、一番自分のお茶を美味しく淹れます。
<こういう方に、おすすめです>
・どんなお茶を見ても、同じお茶に見える方
・飲み比べて違いを見てみたい方
・料理に興味がある方
・料理・菓子の教室をされている方
・ライフスタイル系の感度の高い方
・マルシェによく行かれる方
お茶会にきて、まずは違いを味わってもらいたいな。
あ、今日はマジメにお茶話でした。^^