11月の終わりに、静岡市葵区栃沢の山水園へ伺いました。
茶畑に干し柿、脇ではおばあさんが干した大豆を集めています。秋の気配がたっぷりです。
茶畑は、秋の作業が終わり、静かな状態。山水園の茶畑はほぼ全てに、霜よけのカバー(寒れいしゃ)が備えてあります。これもまた、大変な作業と管理なんですよねぇ~。
山間地だと、春先の新芽が霜に当たる可能性が高いので、霜よけの役割が重要です。そして、このカバーをかけることで、旨みもほんのり増えたりします。
とはいえ、今までやぶきた品種100%だった茶畑に、今からは少しずつ。栃沢の土地に合う品種を探そうと苗木を植えていました。
確かに土地に合う品種って、あるだろうなぁ・・・。
茶畑を、ぐるりと内野清己さんに案内してもらいました。
山水園の茶畑は、とても葉の色がよく、艶があり、葉も大きくて健康的です。
来年のお茶が、楽しみな畑です。
さてと、部屋でお茶を飲みながら、若手も交えてざっくばらんにたくさんお話をしました。
今年は、本当に厳しい年です。なかなか芽が出ない・・・。そんな苦しい現状の話もしながら、反面、内野さんの好奇心旺盛な部分が全面に出て、フェイスブックやブログの書き方など、色々な話をしました。
そうそう!ということで、山水園の内野さんが、ブログを始めたのであります!
『きよみのひとりごと』 ・・・らしさが出ていて、なんとなくいいね♪
ちなみに、山水園さんで頂いたお茶は、福寿(3000円/100g)。私が淹れると、もっと強い味になってしまうのですが、ふんわりと柔らかいお茶でした。おいしかったです。
お菓子は、京都末富の麩焼きせんべい「両判」です。ちょうどお茶会があった後だったので、御相伴にあずかりました。感謝!
この山の中で、こんな気の効いたお菓子が頂けるなんて!というのが、山水園の茶会のおもしろさの一つですね。
山水園のお茶を飲むと、いつも思うこと。
『逃げちゃいけない。現実を見て、何かやらなきゃ!』
という、メッセージをいただきます。感謝!