東京の日本茶カフェ巡りの本を書いた時、いつか農園カフェ巡りの本を作りたいと強く思いました。
編集を担当して下さった方に話したのは、
「いつか、農園巡りの本を書きたい。でも、今はまだ求められてないと思う。いつでも書けるようにするために、今から準備しておくね。」
なぜなら、私自身がお茶に魅了された理由は、各地の農園巡りをして、作り手と交流しながらお茶を頂く中で、日本という国の暮らしに感動したから。
もう一つは、ブレンドされていない単一農園のお茶を飲むことで、日本茶の見立てが出来るようになり、自分の好みがはっきりと見えてくることを実感したから。
なかなか、みなが気軽に農園巡りを出来ないだろうから、それならば農園側から皆さんのところに少しだけ近づいてみてはどうか?とパートナーと一緒に考えてきたのが、単一農園茶の専門サイトです。
家でお茶を飲みながら、少しだけ農園めぐりの気分を味わっていただけるよう、農家さんが自分で作った農園たよりを添えました。
どのお茶がおいしいとかまずいとか。嗜好品としての評価も一つ大切ですが、それ以上に農園の考え方や暮らし方を一緒に共有できたらうれしいなぁと思っています。
どうぞ、末永くよろしくお願いいたします。