「日本のお茶」は、茶畑までさかのぼった方が、シンプルでおもしろい!
茶畑の新芽が「商品」になるまでには、作り手の想いや、長い歴史の中で育まれた価値感が含まれていて、それらが「お茶の味」(=商品価値)としてにじみ出ています。
●毎年変わるお茶の味。・・・・・・・・・・・・自然の力
●地域によって変わるお茶の味。・・・・・・・・風土
●農家や製法によって変わるお茶の味。・・・・・茶師の技
●ブレンド・再加工によって変わる味。・・・・・茶匠の技
●淹れ方によって変わる味。・・・・・・・・・・飲み手の技
それぞれは、とても繊細で、柔らかな違いです。
私たちの口にお茶が届くまでに多くの人が交わる(ブレンドされる)ほど、それぞれの人の想いが重なり、茶葉から発せられるメッセージ(個性)が薄まってしまうように感じます。
お茶うけ屋では、今一度日本のお茶をシンプルにして、『自然の力・風土を考慮した茶師』の味わいを愉しんでいただきたいと考えました。
長く飲み続ける中で、日本茶の小さな違いと共に、歴史や日本人のもてなしの気持ち、ちょっとした季節感などが感じられたら、私たちの日常も奥の深さや穏やかなひろがり、人とのつながりを味わえるようになると思っています。
農園とのお付き合いが、日々の暮らしで『季節感・自然観』を感じるきっかけになります。
長いおつきあいの中で、『今年のお茶』について会話や便りから何かが伝わって来ます。その年の真剣勝負の結果がしっかりと感じ取れるのは、ずっと続く農園との交流の中からです。自分もいろいろと淹れてみることで、違いが見えてくる。それがまた農園とおつきあいできる楽しさになっています。
「今年出来うる限りのことをして、作ったお茶です。」
「今年は、今年の味を愉しみます。」
この繰り返しが、お茶を介した農家との交流にもなり、日本人らしい『自然』や『旬』を味わえるきっかけになります。
「日本の茶」を知りたい方は、単一農園茶を知るのが一番近道です!
日本茶を知りたいと思っても、さっぱり何も茶葉の違いが見えてこない。と感じている方はいませんか?
茶葉の特徴を知り、お茶に近づきたいならば、ブレンド前の単一農園茶を飲み続けるのが一番の早道です。
その理由は、茶葉がブレンドされていないので、茶葉特性(『自然の力・風土を考慮した茶師』の味わい)と自分の嗜好を合わせやすいからです。
一年かけて育てた新芽を揉むチャンスは一年に一度しかなく、農家にとっても一期一会です。
自然と向き合い、土地の力を活かしたお茶を作ろうとしている農家の、「今年もやるぞ!」という新芽との真剣勝負が一番はっきりと伝わってくるのが、他と混ぜることがない単一農園のお茶です。
さてと、そろそろお湯を沸かして、お茶の時間にいたしましょう。
お茶と一緒に、大好きなあのお茶うけも♪
今日は、どのお茶にする?^^
・単一農園茶をおすすめする理由